htmlメールとテキストメールにはどのような違いがあるのか

パソコンやスマートフォンなどで電子メールの設定を行うと、「テキストメール」と「htmlメール」の設定を行う状況が出てきます。一方、企業などによっては「htmlメールは禁止」という規則がある会社もあります。なぜ禁止されているのでしょうか。それにはある特有の理由があるからなのです。どちらとも、メールには違いないのですが、インターネットの発展と社会におけるメールの普及を見て見ると、これらふたつにはある決定的な違いがあるのです。それは一体何なのでしょうか。このコラムでは、最初の章でインターネットにおけるメールの始まりと、いわゆる「ホームページ」とメールとの関係を説明したあと、次の章ではhtmlメールの特徴と使い方の事例について説明したいと思います。

インターネットの始まりとメール、ホームページの歴史

日常生活において、インターネットを使わずに生活することの方が難しくなっています。メールやホームページの閲覧だけでなく、SNSにも使われていますし、ゲームやテレビでさえインターネット接続が当たり前の時代です。しかし、インターネットが世の中に普及し始めたのは、1990年代初頭であり、実はまだ歴史が浅い技術なのです。もともと、インターネットはアメリカの軍事施設における通信技術として開発されました。その後、電話やFAXにかわる通信手段として電子メールが生まれ、その後物理学者が世界中の研究データを集めたり、あるいは分担して研究するために、ホームページ(正確にはワールドワイドウェブと言います)の技術が開発されました。研究者がデータを共有するためには、データの画像を見たり、あるいは重要な文章に色を付けたりする必要があるのですが、そこからホームページ作成の技術が生まれ、その技術がhtmlと呼ばれるようになりました。そして今日、htmlの技術がメールに応用され、広く利用されるようになったのです。

メール送受信におけるhtmlの利用

インターネットの初期段階では、文字データだけしか送れませんでした。文字以外のデータ、例えば画像を送りたい場合や、文章に色付けをするには、ホームページを作って、そちらを見てもらう必要がありました。しかし、それでは不便なため、メールにhtmlの技術を取り入れ、メール本文に画像を入れたり、文字の大きさや色を変えることができるようになりました。これが、いわゆるhtmlメールと呼ばれるものです。つまり、電子メールでありながら、ホームページのとある1ページを見ているような印象を与えることができる点に大きな特徴があるのです。しかしその一方、html形式の電子メールを禁止している企業などもあります。一つは、html形式にすることによって、文書以外のデータが大量に付加されるため、例えばスマホで読むときのパケット代がかさんだり、パソコンとスマホで表示される内容が異なることがあることが理由に挙げられます。そのような場合、大抵は本文をテキスト形式で作成し、必要なデータは添付書類としてメールに添付することの方が一般的と言えるでしょう。